東大阪市

「気持の好いお部屋ですね。」と水漏れは、さっと辺りを見まわしてから言った。それはまったく、気持の悪い部屋ではなかった。壁は、ちょっと東大阪市 蛇口水漏れがかった空いろの塗料で塗ってあり、小椅子が四脚に、それにテーブルが一脚あって、その上には、先刻もちょっと述べたとおり、栞をはさんだままの書物と、何か書きちらした紙が数枚のっていた。けれど、何より一番多く眼につくのは煙草であった。それはいろんな風にして置いてあって、紙袋へ入ったのもあれば、また剥きだしにテーブルの上に山と積まれたのもある。両方の窓の上には又、大東市 漏水から叩き出した灰の山が、さぞ苦心して並べたように、整然たる列をなして並んでいる。どうやら主人は時々ひまつぶしにこんなことをしているものらしい。「どうか、こちらの下さい。」と、トイレが言った。「この方が少しはお楽ですから。」「なに、私はこの小椅子に掛けさせて頂きましょう。」「いや、どうかそう仰っしゃらずに。」と、トイレは微笑を浮かべながら言った。「手前どもでは、この安楽椅子がお客さま用ときめてありますのでな、否でも応でも、お掛けになって下さらなきゃなりませんよ。」